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結納はしなくてもいい?顔合わせとの違いや流れを紹介

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着物姿で並ぶカップル

「プロポーズの後には結納が必要?」
「結納と顔合わせの違いは何?」

プロポーズが無事に終わった後も、結婚までにはいくつかのステップがあります。
そのひとつが結納や顔合わせと呼ばれるものです。
本記事では、そもそも結納とは何なのか、結納をする場合はどのような流れで行うべきなのかをご紹介します。



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結納とは

着物姿で並ぶカップル

結納とは、結婚が決まった両家が行う婚約の儀式のことです。
プロポーズはふたりの間の口約束であるのに対し、結納は家同士で行う正式な婚約だといえます。
また、結納品や結納金などの取り交わしがあることも特徴だといえるでしょう。
一般的には、結婚で苗字が変わる女性側に対し、男性側が結納品や結納金を贈ります。

結納の由来は古く、約1600年前に皇太子が結婚に際して妃に贈り物をしたことだといわれています。
昔から結婚で大切とされていた儀式だといえるでしょう。

結納はしなくてもいい?

昔から行われていた儀式である結納ですが、手間がかかるものでもあります。
早めに籍を入れたい場合や、家族から結納はいらないといわれた場合は、結納をしなくてもよいのでしょうか。

実際に、ゼクシィの調査では結納を行ったカップルは全体のたったの5%で、多くは顔合わせ食事会をしているという結果が出ています。

結納と顔合わせ食事会の違いは?

では、結納と顔合わせ食事会はどのような違いがあるのでしょうか。
ここでは結納の中でも、正式結納と略式結納、そして顔合わせ食事会をそれぞれ具体的にご紹介します。

正式結納

正式結納とは、仲人が新郎新婦両家にそれぞれ伺い、結納品のやり取りを行うものをいいます。
詳しい流れは後述しますが、結納品の受け渡しやそれに伴う受書のやり取りをすべて仲人を通して行うため、仲人は両家を最大2往復する必要があります。
仲人の負担が大きく、結納が完了するまでに時間もかかるため、近年ではあまり用いられない結納の方法です。

略式結納

略式結納とは、仲人を立てずに行う結納のことです。
女性側の自宅やホテル、料亭などに両家が集い、その場で結納品の受け渡しを行います。
結納をする場合には、こちらの略式結納が選択されることがほとんどです。

顔合わせ食事会

顔合わせ食事会とは、ホテルや料亭に両家が集まり、カジュアルに食事を行うことです。
結納品の受け渡しはなく、仲を深めるために会話をしながら食事をすることがメインとなっています。
また記念品の受け渡しや交換を行う場合もあります。

結納をするかどうかはどうやって決める?

着物姿で手をつなぐカップル

では、結納をするかしないかはどうやって決めるのでしょうか。
まずは当事者のふたりが結納を行いたいかどうかを話し合いましょう。
結納をすることで、気が引き締まる、一生に一度の記念になるから結納をしたいといった意見もあれば、時間や費用もかかるため結納は行いたくないという意見もあります。

さらに、両親の意見を聞き、両家含めて認識をそろえることが大切です。
結納は地域の習わしという側面も大きいため、両親は結納を行いたいと考えていたり、どちらかの家の両親はなるべく結納をしたいと考えていたりするケースもあります。
その場合、間を取って顔合わせ食事会を開くなど、全員が納得できる形を探す必要があるでしょう。

また、結納品や結納金、顔合わせ食事会の費用を誰が持つかという話も大切です。
のちのちトラブルにならないように、しっかりと話し合っておきましょう。

結納しない場合の結納金は?

もし、結納をしないと決めた場合、結納金を渡す必要はあるのでしょうか。
結納金は相場が100万円と高額であり、準備をするのも大変なため、必ず渡す必要はありません。
しかし、結納金がないことに、女性側の家が不満を感じる可能性もあります。
結納金という名目ではなく、結婚仕度金として渡すこともあるため、結婚に際してお金周りをどうするかは、両家でよく話し合っておきましょう。

一般的に結納金を用意する場合は、男性か男性側の両親が準備をし、女性側に渡します。
女性側では基本的に女性の両親が受け取り、結婚式の準備金として用いたり、嫁入り道具として家電を購入したりと、使い道を決めます。



結納の流れ

たくさんの結納金袋

最後に、結納の詳しい流れについてご紹介します。
結納をするかどうか迷っている場合は、ぜひ参考にしてください。

事前準備をする

まずは結納に必要な準備物を用意しましょう。
一般に必要なものは下記です。

1.結納品
2.婚約記念品
3.目録・受書・家族書・親族書・宗門書などの書類
4.結納金
5.手土産
6.祝儀扇子
7.広盆、ふくさ、風呂敷
8.念珠、線香(女性宅での結納の場合)
9.毛せん、掛け軸(女性宅での結納の場合)

また結納品には、下記のようなものを用意します。
関東や関西など、地域によっても異なるため注意してください。

長熨斗(ながのし)
金包(きんぽう、かねつつみ)
寿恵広(すえひろ)
友志良賀(ともしらが)
子生婦(こんぶ)
寿留女(するめ)
勝男武士(かつおぶし)
家内喜多留(やなぎだる)

これらの準備物を用意するのは大変なため、会場を借りて準備を任せるのもおすすめです。

日取りや場所を決める

準備と並行して、開催日時や場所も決めましょう。
一般に、結納は結婚式の3カ月前に行います。
吉日と呼ばれる大安や先勝などの日に合わせて行うことが多いようです。
タイムスケジュールとしては、午前中から始め、2~3時間程度で終わるのが一般的です。

また結納前の詳しいすり合わせとして、別途顔合わせを行う場合もあります。
顔合わせでは、どのように結納を進めていくかを両家揃った場で話し合います。

服装をそろえる

結納では、服装にも気を遣う必要があります。
特に気を付けるべきポイントは、両家で格をそろえることです。
男性側の父親が袴を着るなら女性側の父親も合わせて袴を、女性側の母親が留袖を着るなら男性側の母親も留袖を着るなど、できるだけそろえるようにします。

結納を行う(正式結納の場合)

正式結納の流れは下記の通りです。

1.仲人が男性側の自宅を訪れ、口上を述べ、結納品を受け取る
2.仲人が女性側の自宅を訪れ、口上を述べて男性側の結納品を渡した後、受書と女性側からの結納品を受け取る
3.仲人が男性側の自宅を再度訪れ、口上を述べて女性側の受書と結納品を渡した後、男性側の受書を受け取る
4.仲人が女性側の自宅を再度訪れ、男性側の受書を渡す
5.女性側の自宅で仲人をもてなし、お礼金を渡す

結納を行う(略式結納の場合)

略式結納の流れは下記の通りです。

1.男性側が結納品を設置する
2.男性側が口上を述べて結納品を納める
3.女性側が口上を述べて受書を渡す
4.女性側が結納品を納める
5.男性側が口上を述べて受書を渡す

ただし、地域によっては女性側の結納品がないなど上記と異なる部分もあるため、結納の詳しい流れについても両家が揃ったタイミングで確認しておくとよいでしょう。

まとめ

結納は、日本に伝わる婚姻の儀式のことです。
プロポーズを両家内でより確実なものにするために必要なものだといえます。
結納ではなく顔合わせ食事会で済ませるカップルも増えてきますが、どうするかは両親も交えてしっかりと認識をすり合わせるようにしましょう。

また、まだプロポーズができていない場合は、まずプロポーズをするところから始めましょう。
プロポーズの準備や相談には、ぜひHow to プロポーズをご利用ください。



投稿者プロフィール

haruka
How to プロポーズのライティングを担当。
Webの集客からSEOまで、幅広く経験。
金融・旅行・Webサービスなどさまざまなジャンルのライティング経験を活かし、プロポーズで役立つ記事の執筆を心掛けている。